カゼトゲタナゴ(英語表記)Rhodeus atremius atremius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カゼトゲタナゴ」の意味・わかりやすい解説

カゼトゲタナゴ
Rhodeus atremius atremius

コイ目コイ科。全長 5cmになる小型のタナゴ。体は菱形で側扁し,体高はやや高い。スイゲンゼニタナゴに似る。口ひげはない。側線は不完全。背鰭の最長不分岐鰭条はやや硬い。体の背方は灰褐色,側腹方は銀白色。体側中央部を暗青色の縦帯が走り,その前端は細くとがる。産卵期は3~6月。九州北西部の平野部のみに分布する。稀少魚。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android