スイゲンゼニタナゴ(英語表記)Rhodeus atremius suigensis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スイゲンゼニタナゴ」の意味・わかりやすい解説

スイゲンゼニタナゴ
Rhodeus atremius suigensis

コイ目コイ科の淡水魚。全長 5cmになる。タナゴ類では小型の種。体はやや長く側扁し,カゼトゲタナゴに類似する。側線は不完全。産卵期 (4~7月) になると,雄は体側背方は青緑色,腹部側面は淡紅色,腹部腹面は黒色となり,美しい婚姻色を呈する。口ひげはない。朝鮮半島と日本の中国地方の一部にのみ分布する。日本では絶滅が危惧されている種である。観賞魚

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android