カッソーネ(その他表記)cassone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カッソーネ」の意味・わかりやすい解説

カッソーネ
cassone

14~16世紀のイタリアで製作された婚礼用長持。通常外面には浮彫や象眼細工が施され,絵で飾られているものもある。しばしば結婚の贈り物にされた。伝統的には2セット作られ,それぞれに新郎,新婦の家紋が描かれた。ウッチェロ,ボティチェリ,アンドレア・デル・サルトなど,イタリア・ルネサンスの主要な美術家の手に成るものも少くない。

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世界大百科事典(旧版)内のカッソーネの言及

【ひつ(櫃)】より

…中世期の椅子の多くが座部に蓋付きの箱型をとりいれていることも,チェストが中世の椅子の出発点であることを示している。ルネサンス時代のイタリアでは豪華な彫刻に金鍍金(めつき)を施した〈カッソーネcassone〉とよぶ装飾用の櫃が作られたが,これはとくに婚礼用調度として重要なものであった。アメリカでもチェストは家庭で最も重要な家具であった。…

※「カッソーネ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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