カラコルム[山脈](読み)カラコルム

百科事典マイペディア 「カラコルム[山脈]」の意味・わかりやすい解説

カラコルム[山脈]【カラコルム】

インド,パキスタン,中国国境地帯,カシミール北東を,南にインダス川上流をはさんでヒマラヤ山脈西部と並走する山脈。ムスターグと呼ばれるグレート・カラコルム,その南に並走するレッサー・カラコルムからなり,パミール高原からチベット西部に達する。K2,ガッシャーブルム,ブロード・ピークなど8000m級の高峰がある。雪線は5500m。シアチェンなど長さ50km以上の大氷河が五つある。1955年京大探検隊が踏査。1958年京大隊がチョゴリザ登頂。東のカラコルム峠,西のミンタカ峠は中央アジアとインドを結ぶ隊商路として知られた。
→関連項目ガッシャーブルム[山]チョゴリザ[山]パミール高原ヒマラヤ[山脈]

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