ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カランドリニア」の意味・わかりやすい解説
カランドリニア
Calandrinia umbellata; rock purslane
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スベリヒユ科(APG分類:スベリヒユ科)の多肉質の一年草または多年草。熱帯アメリカを中心に、一部はオーストラリアにも原産する。和名マツゲボタンと称する1種があるが一般的ではなく、最近はC. umbellata DC.がハイマツゲボタン(アンデスマツゲボタン)の名で小鉢作りされている。茎は地をはい、毛に覆われた細い葉を多数つける。初夏から盛夏にかけて紫紅色の径2センチメートルほどの梅花状の花を多数つけ、昼に開き夕方に閉じる。実生(みしょう)または挿芽で容易に殖える。小鉢で乾燥ぎみに育てる。冬は0℃前後まで耐える。
[伊藤秋夫 2021年2月17日]
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