キ・しるし・よい(漢字)

普及版 字通 の解説


人名用漢字 17画

[字音]
[字訓] しるし・よい

[説文解字]

[字形] 会意
+糸。(微)は、道路において長髪巫女(う)ち、敵の巫女による呪詛を共感呪術的に微(な)くする行為。その巫女に糸の呪飾を施した形で、識の意。〔説文〕十三上に「幅(きゃはん)なり。一に曰く、三繩なり」とし、字をの省声とするが、に糸を加えた会意字とみるべきである。のちすべて章の意に用いる。善美の意は通用の訓。〔周礼〕にはその字にを用いる。

[訓義]
1. しるし、章。
2. なわ、三つよりのなわ。
3. つかねる、たばねる、まきつける。
4. と通じ、よい、うつくしい。
5. 揮と通じ、琴をかなでる、琴の絃を巻きつける軫(転手)、ふるう。
6. と通じ、においぶくろ。

[古辞書の訓]
名義抄 ヨクス・ウルホス・ウルハシ・トドム 〔字鏡集〕 ウルハシ・ウルホス・トドム・ヨシ・ヨクス・コトノヲ

[熟語]
調
[下接語]
・音・急・琴・継・宏・高・鴻・嗣・祥・慎・仁・崇・声・清・宣・帝・発・明・余・瑶

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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