デジタル大辞泉 「クロイツェルソナタ」の意味・読み・例文・類語 クロイツェル‐ソナタ 《原題、〈ドイツ〉Kreutzer Sonate》ベートーベン作曲のバイオリンソナタ第9番、イ長調、作品47。1803年作。友人のバイオリン奏者クロイツェルに捧げられた。《原題、〈ロシア〉Kreytserova sonata》レフ=トルストイの小説。1890年刊。を合奏する妻とバイオリン教師の不貞を知り、妻を殺した夫の告白の形で、人間の理想と性愛との問題を追究する。《原題、〈チェコ〉Kreutzerova sonáta》ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第1番の副題。ホ短調。1923年作曲。に着想を得た作品。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「クロイツェルソナタ」の意味・読み・例文・類語 クロイツェル‐ソナタ [一] (洋語Kreutzer+Sonata) 室内楽曲。ベートーベン作曲。バイオリン‐ソナタ第九番、イ長調、作品四七。一八〇三年作。友人のバイオリン奏者クロイツェルに献呈されたベートーベンの室内楽曲中の代表作の一つ。[二] (原題Krjejcjerova sonata) 中編小説。レフ=トルストイ作。一八九〇年発表。家庭に出入りして妻とクロイツェル‐ソナタを合奏するバイオリン弾きに対する夫の嫉妬を深刻に描いた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報