グリーフケア(読み)ぐりーふけあ(英語表記)Grief Care

デジタル大辞泉 「グリーフケア」の意味・読み・例文・類語

グリーフ‐ケア(grief care)

グリーフ(grief)は、深い悲しみの意》身近な人と死別して悲嘆に暮れる人が、その悲しみから立ち直れるようそばにいて支援すること。一方的に励ますのではなく、相手に寄り添う姿勢が大切といわれる。悲嘆ケア。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「グリーフケア」の解説

グリーフケア

近しい人と死別した人が悲嘆(グリーフ)から立ち直る過程を支援する取り組み。1960年代に米国で始まったとされ、その後、欧州に広がった。日本では2005年に起こった西日本旅客鉄道の福知山線脱線事故を機に一般に知られるようになり、医療機関や市民グループなどで実施されている。子どもや親、配偶者友人など身近な人を亡くすと、人は様々な心理的・身体的症状に見舞われるが、徐々に故人の死を乗り越え、新たな環境に適応していく。グリーフケアではこの過程に寄り添い、相手の感情行動を認め、親身に話を聴く姿勢が重要とされる。

(2014-11-19)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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