コマツナ(小松菜)(読み)コマツナ(英語表記)Brassica campestris var. komatsuna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コマツナ(小松菜)」の意味・わかりやすい解説

コマツナ(小松菜)
コマツナ
Brassica campestris var. komatsuna

アブラナ科一年生または越年生草本。分類学上はアブラナ変種とされるが,もっぱら食用に栽培される。東京の江戸川区小松川原産地といわれ,この名のもととなった。耐寒性が強く,葉質が軟らかで繊維が少いなどの特徴があるので,10月頃播種し,12月より正月にかけて菜類の欠乏期に利用される。

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百科事典マイペディア 「コマツナ(小松菜)」の意味・わかりやすい解説

コマツナ(小松菜)【コマツナ】

アブラナ科の一〜二年生の野菜。他のアブラナ類から日本で分化したものといわれ,明治初年より栽培される。名は主産地であった東京の小松川に由来。長楕円形,濃緑色の葉は柔らかく甘味があり,浸し物,カラシあえ,汁の実などにする。耐寒性が強く,2月に収穫できる品種もある。

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