デジタル大辞泉
「由来」の意味・読み・例文・類語
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ゆ‐らい【由来】
[1] 物事が、それをもとにして現われ出ること。また、そのよってきたところ。ことの起こり。いわれ。来歴。由緒。
※
今昔(1120頃か)四「多の大衆集り畢ぬれば、優婆崛多、此の
弟子の
比丘の由来を一々に語り給ふ」
※
浮雲(1887‐89)〈
二葉亭四迷〉二「自心に
苦悩が有る時は、必ずその由来する所を自身に求めずして
他人に求める」 〔易経‐坤卦文言〕
[2] 〘副〙 以前からその状態であることを表わす。元来。もともと。昔から。
※
聖徳太子伝暦(917頃か)上「何背
二国神
一敬
二他神
一乎。由来不
レ識
二若
レ此事
一矣」
※
吾輩は猫である(1905‐06)〈
夏目漱石〉六「
蕎麦の延びたのと、
人間の間が抜けたのは由来頼母しくないもんだよ」 〔
楊炯‐夜送趙縦詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「由来」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報