コンスタンティヌス(1世)(英語表記)Gaius Flavius Valerius ConstantinusⅠ

旺文社世界史事典 三訂版 の解説

コンスタンティヌス(1世)
Gaius Flavius Valerius ConstantinusⅠ

274ごろ〜337 
古代ローマ皇帝(在位306〜337)
軍隊により帝国4分統治制の副帝に推され,312年に西の正帝となる。323年東の正帝リキニウス帝を倒して帝国再統一に成功した。農民や職人を世襲制として法律により地位を固定し,専制政治を強化した。オリエント風の専制政治を行うため,330年都をビザンティウムに遷 (うつ) し,コンスタンティノープル改称。332年にコロヌス土地定着令を発布した。宗教政策に関しては313年,リキニウス帝と共同でミラノ勅令を発してキリスト教を公認。325年,小アジアのニケーアに公会議を開き,神とイエス同質を唱えたアタナシウスの説を正統とし,アリウス派異端として退けた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

コンスタンティヌス(1世)
こんすたんてぃぬす

コンスタンティウス(1世)

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