コンピューター・アーキテクチャー(読み)こんぴゅーたーあーきてくちゃー(英語表記)computer architecture

知恵蔵 の解説

コンピューター・アーキテクチャー

コンピューターの論理的な構造。方式ともいう。具体的な電子回路デバイス(マウス、キーボード、周辺機器)などのハードウエアからは独立した概念。一般にアーキテクチャー(設計思想)の広い定義は、コンピューターの各階層において、下位の要素がどのように結合され、全体としてシステムの機能をいかに実現しているかを意味する。アーキテクチャーは各階層において定義できるが、単にアーキテクチャーと言った場合、基本的なソフトウエアを書くプログラマーにとって、ハードウエアの構造がどのように見えているかを意味する。具体的には、機械語命令の形式とその解読と実行、命令やデータの記憶、外部との通信制御などにおける演算器とレジスターの論理的な構成方式である。

(星野力 筑波大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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