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「ゴマ(胡麻)」の意味・わかりやすい解説
ゴマ(胡麻)【ゴマ】
アフリカ原産といわれる油料作物で,ゴマ科の一年草。茎は高さ1m内外で,断面は四角形で短毛があり,楕円形の葉をつける。花は夏に咲き,白〜淡紅色。果実は長さ20〜25mm,短い筒形で縦に4本の溝があり,多数の種子をつけ,熟すと裂開する。種子は白・黒・黄・茶色で,含油率40〜55%と多量の油を含む。またタンパク質にも富む。ゴマ油として利用されるほか,種子を炒(い)ってゴマ塩としたり,すりつぶしてあえものなどに用いる。
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ゴマ(胡麻)
ゴマ
Sesamum indicum; sesame
ゴマ科の一年草で,インド原産。日本には中国から伝来して古くから栽培されている。茎は高さ 1mぐらいの四角柱状で毛が多い。葉は対生し長さ6~12cmの広披針形,ときに3つに裂けることもある。夏に,葉腋に淡紫色を帯びたらっぱ状の花をつける。果実は楕円体状の 蒴果で2室ないし4室に分れ,中に多量の種子を生じる。品種が多く,種子の色に黒,白,黄褐色などがあり,それぞれ黒胡麻,白胡麻,金胡麻と呼ばれる。種子に 50%内外の油を含み,しぼって胡麻油をとり,またそのまま食用にする。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報