デジタル大辞泉
「サグラダファミリア」の意味・読み・例文・類語
サグラダ‐ファミリア(Sagrada Familia)
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サグラダファミリア【サグラダファミリア】
Sagrada Familia
スペイン北東部のカタルーニャ州の州都バルセロナ(Barcelona)旧市街アシャンプラ地区に残る、アントニオ・ガウディ(Antonio Plácido Guillermo Gaudíy Cornet、1852~1926年)の作品群の一つ。彼の代表作として世界的に有名である。正式名称は「聖家族贖罪教会」(El Temple Expiatori de la Sagrada Familia)。民間カトリック団体のサンホセ協会が、貧しい人々のための教会として建設を計画したもので、建築家フランシスコ・ビリャールが無償で設計を引き受け、1882年3月19日に着工した。しかし、その翌年、ビリャールは意見の対立から設計者を辞任し、その後任として、当時無名だったガウディが設計を引き継いだ。ガウディは一から設計を練り直し、1926年に死去するまでライフワークとしてその建設に取り組んだ。現在、東の「キリストの生誕」、西の「キリストの受難とその死」、南の「キリストの栄光」の3つのファザードはすでに完成しているが、いまだに建設途上で、その完成は今から100年後とも200年後ともいわれている。各ファザードの鐘楼(しょうろう)に階段、またはエレベーターで登ることができ、バルセロナの旧市街を見下せる展望台がある。◇バルセロナにあるガウディの他の作品とともに、世界遺産に登録されている。
出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報