サンタニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂[ローマ](読み)サンタニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラせいどう[ローマ](英語表記)Sant'Agnese fuori le Mura, Roma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サンタニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂[ローマ]
サンタニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラせいどう[ローマ]
Sant'Agnese fuori le Mura, Roma

ローマのバシリカ式聖堂。 324年に聖アグネスの墓の上にコンスタンチヌスによって築かれた。しかし現在の三廊式バシリカ聖堂はホノリウス1世 (在位 625~638) により再建されたものである。その後もたびたび改築されているにもかかわらず,聖堂内アプスにはホノリウス1世当時のモザイクが残っている。教皇シンマクスとホノリウス1世の間に正面向きの厳正なポーズで立つ聖アグネスを表わしたそのモザイクは,新しいビザンチン様式の発生を例証する貴重な遺品である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android