サンタ・マリア・デラ・パーチェ聖堂(読み)サンタ・マリア・デラ・パーチェせいどう(英語表記)Santa Maria della Pace

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サンタ・マリア・デラ・パーチェ聖堂
サンタ・マリア・デラ・パーチェせいどう
Santa Maria della Pace

ローマナボーナ広場近くにある聖堂。 15世紀後半,シクスツス4世の時代に建てられた。ルネサンス期に D.ブラマンテが美しい修道院回廊をつけ加え,1656年に法王アレクサンデル7世の命によって,バロックの建築家 P.コルトナが聖堂のファサードをふくらみのある曲面柱廊に変え,周辺の建物を整備して魅力的な小広場を造った。コルトナの空間と装飾細部に対する解決はいずれも新鮮なものであり,広範な影響を生んだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android