サーモバリック爆弾(読み)サーモバリックバクダン

デジタル大辞泉 「サーモバリック爆弾」の意味・読み・例文・類語

サーモバリック‐ばくだん【サーモバリック爆弾】

爆発によって高温高圧状態を発生させ、広範囲に被害を与える爆弾。爆発物・燃料を標的付近の空気中に広く飛散させ、酸素と反応させて爆発を起こすもので、セ氏5000度近い火球と爆風による激しい気圧変化で、対象物を焼灼・圧壊する。多く、爆発物として、アルミニウム・マグネシウム・リチウムなどの金属粉やハロゲン酸化物・亜鉛硫黄など高温で燃焼する固形物を用いるものをいうが、酸化エチレンなどの液体燃料を用いる燃料気化爆弾を含めていうこともある。→サーモバリック

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android