シャリアピンステーキ

デジタル大辞泉 「シャリアピンステーキ」の意味・読み・例文・類語

シャリアピン‐ステーキ

すりおろしたタマネギニンニクを薄くたたいたステーキ肉にまぶして焼き、タマネギのみじん切りをいためてソースとして添えた料理。昭和11年(1936)来日した歌手シャリアピン帝国ホテルで注文して作らせたことから、この名がある。

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精選版 日本国語大辞典 「シャリアピンステーキ」の意味・読み・例文・類語

シャリアピン‐ステーキ

  1. 〘 名詞 〙 ( 洋語Šaljapin+[英語] steak ) すりおろしたタマネギとニンニクを薄くたたいた牛肉にまぶして焼き、タマネギのみじん切りを添えた料理。来日したシャリアピンが東京の帝国ホテルでこの料理を注文したところからの名。
    1. [初出の実例]「シャリアピン・ステーキをつくりますので」(出典:大統領の密使(1971)〈小林信彦〉一四)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「シャリアピンステーキ」の解説

シャリアピンステーキ

たたいて薄くした牛肉をすりおろしたたまねぎに漬けて焼き、たまねぎのみじん切りと肉汁で作るソースをかけたビーフステーキ。◇1936年にロシアの声楽家フョードル・シャリアピンが来日した際、歯の調子が悪く、滞在先の帝国ホテルでやわらかいステーキをリクエストし、それに応じてレストラン「ニューグリル」の料理長であった筒井福夫が考案したものとされる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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