ジゾウカンバ(読み)じぞうかんば

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジゾウカンバ」の意味・わかりやすい解説

ジゾウカンバ
じぞうかんば / 地蔵樺
[学] Betula globispica Shirai

カバノキ科(APG分類:カバノキ科)の落葉小高木。高さ5メートル以上になる。樹皮灰色若枝黄褐色で、葉は菱(ひし)状卵形。雌雄同株で、5月ころ開花する。堅果にはほとんど翼がない。岩尾根など森林の疎開した向陽地に生え、関東および中部地方に分布する。名は、この木が発見されたとき、石地蔵そばに生えていたためにつけられた。

[菊沢喜八郎 2020年2月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android