スピンロック

ASCII.jpデジタル用語辞典 「スピンロック」の解説

スピンロック

OSのシステムレベルの排他処理を実現する処理のひとつで、条件が成立するまでループしながら待つ方式CPUパワーを消費するが、同期のためのオーバーヘッドが少なくすむので、比較的短時間の排他制御に向いている。Windows NTでは、カーネルによる低レベルの同期メカニズムとして。主にマルチプロセッサー間の同期処理を行なう際にスピンロックが利用される。スピンロックはカーネル関数によって、カーネル以外でも利用でき、ネットワークドライバーなどのカーネルモードのコンポーネントで、システムリソースモジュールの1ヶ所のみからアクセスされるようにする場合にも利用される。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android