ズック(その他表記)〈オランダ〉doek

デジタル大辞泉 「ズック」の意味・読み・例文・類語

ズック(〈オランダ〉doek)

綿または麻を用いた厚地平織り布。帆布テント・かばん・靴などに用いる。
1で作ったゴム底運動靴ズック靴
[類語]シューズ短靴長靴雨靴革靴ゴム靴ゴム長運動靴どた靴編み上げ靴ブーツ軍靴藁沓雪沓スパイクパンプスハイヒールローヒールローファースリップオンミュールスニーカートーシューズレインシューズオーバーシューズ

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精選版 日本国語大辞典 「ズック」の意味・読み・例文・類語

ズック

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( [オランダ語] doek ) 太い亜麻糸、または、木綿糸を用いた厚地の平織物。帆、靴、担架天幕雨覆(おお)いなどに用いられる。
    1. [初出の実例]「試験に及第した時買って貰ったままのズックの革袋(かばん)の」(出典:当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉八)
  3. ズックぐつ(━靴)

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改訂新版 世界大百科事典 「ズック」の意味・わかりやすい解説

ズック

太番手の撚糸(よりいと)を密に織った木綿または麻の平織。ズックという呼称はダックduck(英語)の日本語よみで,語源はオランダ語の,粗い麻織物を意味するdoekに由来するといわれる。近年はナイロン,ビニロンなどの合成繊維も使われる。1~11号までの号数で区分され,数の大きいものほど薄手になる。地厚で丈夫,耐水性にすぐれ帆布,テント,日覆い,布靴地などに用いられる。
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百科事典マイペディア 「ズック」の意味・わかりやすい解説

ズック

粗い麻織物を意味するオランダ語doekに由来。英語でダックduckとも。太い麻糸または綿糸で平織にした厚地の織物をいう。織目が密で丈夫なので,靴,かばん,帆布,テントなどにし防水加工することが多い。薄地のものはキャンバス地といい油絵用,刺繍(ししゅう)用布などにする。ダック芯(しん)は,麻に糊づけしたものや厚手の綿の芯のことで洋服の芯地にする。

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