セーラー(読み)せーらー(英語表記)Max Theiler

デジタル大辞泉 「セーラー」の意味・読み・例文・類語

セーラー(sailor)

水夫船員水兵
セーラー服」の略。
[類語]海員船員船乗り水夫クルー乗組員マドロス軍人兵士兵隊兵卒つわもの戦士闘士戦闘員従卒士卒将卒精兵弱兵雑兵ぞうひょう新兵初年兵古兵ふるつわもの老兵敵兵・敗残兵・伏兵番兵歩哨斥候歩兵騎兵砲兵工兵水兵海兵憲兵

セーラー(Max Theiler)

[1899~1972]南アフリカ生まれの医学者。英国米国留学し、ウイルス学研究黄熱ワクチンを発明した。1951年ノーベル生理学医学賞受賞。

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精選版 日本国語大辞典 「セーラー」の意味・読み・例文・類語

セーラー

〘名〙 (sailor)
① 船員。水夫。水兵。〔外来語辞典(1914)〕
※海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉五「セーラーたちは、何か起りはしないかと内心好奇心に駆られて」
※放浪時代(1928)〈龍胆寺雄〉一「彼女は白い水兵服(セエラア)つばの狭い麦稈(むぎわら)と」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「セーラー」の意味・わかりやすい解説

セーラー
せーらー
Max Theiler
(1899―1972)

南アフリカ共和国の医学者。プレトリアの生まれ。父のアーノルドArnold Theiler(1867―1936)は獣医熱帯病の研究者。1916年ケープ・タウン大学に入り、卒業後イギリスに留学、セント・トーマス病院とロンドン熱帯病医学校で医学を学ぶ。のちアメリカに渡り、1922年ハーバード大学医学部で研究を始め、1930年ロックフェラー財団国際保健部に移った。1928年に黄熱ウイルスがサル感受性を示すことが発見されたが、1930年セーラーは黄熱ウイルスがハツカネズミに感受性をもつことを発見、継代して弱毒化に成功。これが契機となって黄熱ウイルスの研究は急速に進歩し、ワクチンも開発された。「黄熱およびその治療法に関する発見」により、1951年ノーベル医学生理学賞を受賞した。

中川米造

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