タプソスの戦い(読み)タプソスのたたかい(英語表記)Battle of Thapsus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タプソスの戦い」の意味・わかりやすい解説

タプソスの戦い
タプソスのたたかい
Battle of Thapsus

古代ローマの内乱期における戦闘の一つ。前 46年2月6日のユリウス・カエサルポンペイウス派の間の戦い。タプソスは現在のチュニジア東岸。ポンペイウス (大ポンペイウス) の義父クインツス・メテルス・スキピオが 14軍団と 1500の騎兵を率いてタプソスにより,ラビエヌスとヌミディア王ユバがこれを助けた。カエサルは8軍団でタプソスを海陸より包囲,迂回しようとしたスキピオ軍を攻略し1万人を殺した。この戦いで決定的勝利を収めたカエサルは3週間後アフリカを統一した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android