アフリカ中北部,チャド共和国北部にある山地。長さ500km,幅300kmで,最高峰はエミ・クーシ山(3415m)。住民は遊牧民のトゥブ族Toubou(Touは山,Bouは民の意)で,テダ・トゥ族Teda Tou,すなわち山のテダ族とも呼ばれる。古代ギリシアのヘロドトス《歴史》に書かれている〈穴居エチオピア人〉はこのテダ族を指す。
この山地には多くの先史時代の岩面画が遺存する。おもな遺跡はフォフォダFofoda,ティエジTiézy,カルナサヒKarnasahi,ガオルレ・ウアニアGaorlé Ouania,フォフォダ・キリFofoda-Kiri,ベドアBédoa,タドグラTadograなど。これらはサハラ岩面画群の一部を構成し,様式展開はエネディと共通する。
執筆者:木村 重信
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…西部のモーリタニア海岸では,カナリア海流(寒流)の影響で年中比較的しのぎやすい。 サハラ砂漠は平均して標高300mの台地から成るが,海面より低いジャリード塩湖Shaṭṭ al‐Jarīdや標高3400mのティベスティ山地もある。基盤岩は古い先カンブリア紀の結晶質岩で,それを若い時代の堆積物が覆っている。…
※「ティベスティ山地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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