ニガキ科(読み)にがきか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニガキ科」の意味・わかりやすい解説

ニガキ科
にがきか
[学] Simaroubaceae

双子葉植物、離弁花類常緑または落葉高木または低木。葉は互生し、羽状複葉、まれに単葉。花は小さく、両性または単性。萼片(がくへん)、花弁ともに3~5枚。雄しべは3~5本が一輪に並ぶか、6~12本が二輪に並ぶ。子房は3~5室からなり、各室に胚珠(はいしゅ)が1個ある。果実は核果様の分果、翼果または蒴果(さくか)。おもに熱帯、亜熱帯に分布し、20属約120種知られる。日本にはニガキが野生し、シンジュニワウルシ)が栽培される。

山崎 敬 2020年10月16日]

 APG分類でもニガキ科とされる。

[編集部 2020年10月16日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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