ニザーム・ウッディーン(英語表記)Nizām al-Dīn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニザーム・ウッディーン」の意味・わかりやすい解説

ニザーム・ウッディーン
Nizām al-Dīn

[生]1238? バダーウン
[没]1325.4.3. デリー
インド,デリー・サルタナット初期から中期にかけてのチシュティー派指導者。本名はムハンマド Muhammad,その家系はブハーラ出身のサイイドといわれる。ガンジス中流域のバダーウンで生れ,青年時代に奴隷王朝首都としての体制を整えつつあったデリーに出た。デリーの,現在のニザーム・ウッディーン・ウェスト地区に修道の拠点をおき,活躍した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android