ハイストリートファッション(読み)はいすとりーとふぁっしょん

知恵蔵 の解説

ハイストリートファッション

2007年、欧米のファッション界での大きな話題は、ハイストリートファッションの台頭だった。トレンディーな商品を低価格で大量生産するブランドの服を基本にしたスタイル。都市の中心部の大通り(ハイストリート)に大型店を構えて業績を伸ばしてきた製造小売業で、H&M、トップショップ、プリマーク、ザラなどが代表的だ。 スウェーデンストックホルムを拠点にするH&Mはここ数年、カール・ラガーフェルドら有名デザイナーを起用した限定商品で注目されてきたが、07年春には歌手マドンナによる商品を発売。一方、英国のトップショップはロンドンでスーパーモデルのケイト・モスによる限定ラインを先行発売し、人気が沸騰した。同じく英国のプリマークは、バッグデザイナー、アニャ・ハインドマーチのエコバッグをロンドンで販売し、前夜から長い列ができるなどして警察が出動する騒ぎになった。このバッグは7月、日本でも販売されて話題になり、多くの新聞やテレビで報道された。 また、こうしたブランドはここ数年、欧米を中心に規模を拡大してきたが、さらなる成長を求めて、アジアにも目を向けるようになった。07年にH&Mが中国上海に大型の旗艦店を出店するとともに、大規模なファッションショーを開催。人気歌手カイリー・ミノーグとの協同ラインを中国で先行発売するとともに、ミノーグを招いて盛大なパーティーを開催し、存在をアピールした。 H&Mは、08年秋、東京の銀座通りに開く旗艦店を皮切りに、日本にも進出する。消費の二極化現象が続くなか最先端の商品を早く、安く提供するこれらの新勢力が日本のファッション消費に及ぼす影響力が注目されている。

(高橋牧子 朝日新聞記者 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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