ハンス・ヘインツ エーウェルス(英語表記)Hanns Heinz Ewers

20世紀西洋人名事典 の解説

ハンス・ヘインツ エーウェルス
Hanns Heinz Ewers


1871 - 1943
ドイツ小説家
法律家だったが、O.ワイルド事件の判決に失望して、作家に転向した。初期にはポーホフマンに強く影響され、「アルラウネ」(1911年)を書き、これがベストセラーになった。しかし、第一次大戦中にアメリカで敵国民として強制監禁されたため、「吸血鬼」(’20年)、ヒトラーの依頼で書いた「ホルスト・ウェッセル」(’32年)などナショナリズムの濃い作品になっている。「ホルスト・ウェッセル」は発禁となり、映画化されたものも未公開となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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