バス・ドラム[bass drum](読み)バスドラム

音楽用語ダス の解説

バス・ドラム[bass drum]

ドラム・セットの中で最も口径の大きいのがバス・ドラム。普通は18インチから26インチまでのものが使われる。シェル材質はほとんどが木製。バス・ドラムをショットするのはフットペダルにセットされたビーターで行う。フット・ペダルを踏み込むとビーターがヘッドを打つようになっている。このようにバス・ドラムの演奏は足で行うために、ショットとはいわず、キックという言葉が用いられる。ほとんどのドラム・セットはバス・ドラムが1台というものだが、時には2台のバス・ドラムをセットしたものも見受けられる。この場合は特にツー・バスという言い方で、普通のセットと区別されている。ツー・バスの場合は両足を使うことから、速いテンポの連打が可能になり、独特なリズムを打ち出すことができる。これに近い効果を1台のバス・ドラムで出せるように、2つのビーターをセットしたダブル・フット・ペダルとか、ツイン・ペダルと呼ばれているペダルも開発されている。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android