パロスの年代表(読み)パロスのねんだいひょう(英語表記)Parian Chronicle; Marmor Parium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パロスの年代表」の意味・わかりやすい解説

パロスの年代表
パロスのねんだいひょう
Parian Chronicle; Marmor Parium

パロス大理石碑文とも呼ばれる。大理石にアッチカ方言ギリシア語で刻まれた史料。前3世紀なかば頃パロス島で作られた。アテネの伝説上の王ケクロプスの時代から前 264/3年までのギリシア年代記で,祭典,詩,音楽に関する記述が多く,国制史や戦争に関する記録は少い。その一部はオックスフォードアシュモール博物館に,他の一部はパロス博物館に所蔵されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android