ヒメウラナミジャノメ(読み)ひめうらなみじゃのめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒメウラナミジャノメ」の意味・わかりやすい解説

ヒメウラナミジャノメ
ひめうらなみじゃのめ / 姫裏波蛇目蝶
[学] Ypthima argus

昆虫綱鱗翅(りんし)目ジャノメチョウ科に属するチョウ北海道より九州屋久(やく)島を含む)にわたる全国各地に普通。しかし、対馬(つしま)および吐噶喇(とから)列島以南の南西諸島には分布しない。国外では朝鮮半島、中国北部に産する。小形のジャノメチョウで、はねの開張は39ミリメートル内外。はねの裏面に小さなさざ波状の斑紋(はんもん)があり、後ろばね裏面の眼状紋はウラナミジャノメの3個に対して、本種では5個。北海道あたりの寒冷地では年1回または2回の発生、九州あたりの暖地では年3回(4月中・下旬から5月、7月、8~9月)の発生。幼虫の食草はイネ科雑草

白水 隆]


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小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「ヒメウラナミジャノメ」の解説

ヒメウラナミジャノメ
学名:Ypthima argus

種名 / ヒメウラナミジャノメ
目名科名 / チョウ目|タテハチョウ科(ジャノメチョウ類)
解説 / 低い所を、ジグザグに飛びます。
体の大きさ / (前ばねの長さ)16~20mm
分布 / 北海道~九州、屋久島
成虫出現期 / 4~9月
幼虫の食べ物 / チヂミザサススキなど

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒメウラナミジャノメ」の意味・わかりやすい解説

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