フジコ・ヘミング(読み)ふじこ・へみんぐ(英語表記)Fuzjko Hemming

知恵蔵mini 「フジコ・ヘミング」の解説

フジコ・ヘミング

ピアニスト。フルネームはIngrid Fuzjko Von Georgii-Hemming(イングリッド・フジコフォン・ゲオルギー=ヘミング)。日本名は大月フジ。1932年12月5日、ドイツ・ベルリンに生まれる。父はロシア系スウェーデン人、母は日本人。5歳で日本に移住、小学3年生でラジオに出演し、天才少女と称される。終戦後、17歳でコンサートデビューし、53年に「第22回NHK毎日コンクール」に入賞。61年、28歳でドイツに留学したが、卒業後間もなくのリサイタル直前に聴力を失い、コンサート・ピアニストとなるチャンスを逸する。95年、62歳にして帰国。99年2月11日、「フジコ~あるピアニストの軌跡~」(NHK)が放映され、脚光を浴びる。99年に発売されたファーストアルバム「奇蹟カンパネラ」が大ヒットとなる。、2013年4月現在まで、累計300万枚の売り上げを果たす。以来20枚以上のアルバムをリリース、4度のゴールドディスクを受賞した。

(2013-4-5)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android