フランクフルト会議(読み)フランクフルトかいぎ

改訂新版 世界大百科事典 「フランクフルト会議」の意味・わかりやすい解説

フランクフルト会議 (フランクフルトかいぎ)

カロリング朝時代にフランクフルトアムマインではたびたび教会会議が開かれたが,特に著名なのは794年カール大帝によって召集されたもの。スペインのトレド大司教エリパンドゥスElipandusの唱えた〈キリスト養子説〉に対する態度を決定するために開かれ,アルクインらがこれに反論した。さらに第2ニカエア公会議(787)が聖像崇敬礼拝とを区別するという論理でこの問題決着をつけたことに対し,この解釈異端として排斥した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android