ブスルファン製剤(読み)ブスルファンセイザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「ブスルファン製剤」の解説

ブスルファン製剤

製品名
マブリン(大原薬品工業)

 慢性骨髄性白血病真性多血症によるさまざまな症状をやわらげる目的で用いられます。


発疹ほっしんなどの過敏症状が現れることがあります。過敏症状が現れたときは服用を止め、すぐ医師に報告してください。


白血球減少はん血球減少・血小板減少などの骨髄抑制、間質性肺炎、肺線維症白内障が現れることがあります。こうした症状が現れたときは、すぐ医師に報告してください。


 また、吐き気嘔吐おうと下痢食欲不振、かゆみ、発熱、脱毛、肝機能障害などが現れることがあります。〔「副作用と対策」参照〕。


散剤です。1日1回服用するときは医師・薬剤師の指示をきちんと守り、自分かってな判断で中止したり、あるいは増量・減量しないでください。白血球数が回復してくると、週に1回または2週に1回に減らしていきます。


②これまでにこの薬で重い過敏症状をおこしたことのある人は、使用できません。


③肝障害、腎障害、骨髄抑制、感染症、肺障害、水痘にかかっている人などは、重い副作用が現れることがあるので、使用にあたって注意が必要です。


妊婦、現在妊娠する可能性のある人、母乳で授乳中の人は、使用できないことがあります。医師にその旨を報告してください。


⑤副作用出現早期に発見するため、血液検査肝機能検査腎機能検査などいろいろな検査を頻繁に行う必要があります。医師から指示された検査は、めんどうがらずに必ず受けてください。


⑥イトラコナゾール、メトロニダゾールと併用すると薬の作用が増強することがあります。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android