プレー式噴火(読み)プレーしきふんか

百科事典マイペディア 「プレー式噴火」の意味・わかりやすい解説

プレー式噴火【プレーしきふんか】

火山噴火形式の一つ熱雲噴火型。西インド諸島のマルティニク島にあるプレー火山の1902年の噴火のとき初めてこの型が発見された。きわめて粘性に富んだ溶岩溶岩尖塔(せんとう)などの形で押し出され,爆発と同時に熱雲が山腹を流下する。最も危険の多い型。
→関連項目噴火

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世界大百科事典(旧版)内のプレー式噴火の言及

【噴火】より

…しかしこれらの火山でも,まったく別種の噴火活動がまれでなく起こり,用語の定義がきわめてあいまいになっている。またいわゆるプレー式噴火は,西インド諸島マルティニク島のプレー火山で見られた小規模火砕流の噴出を指す。スルツエイ式噴火は浅い海底噴火により大量の細粒火山灰を他の火砕物とともに噴出する様式をいい,ウルトラブルカノ式噴火は水蒸気爆発とほぼ同義で,マグマから直接由来した岩片を含まないものをいう。…

※「プレー式噴火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」