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ヘンリー 【ヘンリー】

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大辞林 第三版の解説

ヘンリー【Henry
 
(四世)(1367~1413) イギリス(イングランド)国王(在位1399~1413)。プランタジネット朝を倒し議会の承認を得て即位し,ランカスター朝を開く。対外戦争や国内の反乱鎮圧に努めた。
(七世)(1457~1509) イギリス(イングランド)国王(在位1485~1509)。リチャード三世を破り,バラ戦争を終結させチューダー朝を開く。社会秩序の回復と王権伸長を図り,絶対王政の基礎を固めた。
(八世)(1491~1547) イギリス(イングランド)国王(在位1509~1547)。ヘンリー七世の子。王妃離婚問題を機に教皇と対立,首長令を発して国教会を設立しカトリック教会と決裂。修道院を解散し,中央集権化を推進して絶対王政を完成した。
〔H. the Navigator〕 ⇒ エンリケ


ヘンリー【Henry
 
〔Joseph H.〕 (1797~1878) アメリカの物理学者。ファラデーとは別に電磁誘導を発見。電磁石の引力を利用した電磁式電信機を発明。
〔William H.〕 (1774~1836) イギリスの化学者。1803年,気体の溶解度に関するヘンリーの法則を発表。アンモニアの組成など,気体を中心とした化学の実験的研究に業績があった。主著「化学入門」は,独訳・蘭訳を経て,宇田川榕庵(ようあん)の「舎密(セイミ)開宗」の主な底本となった。


ヘンリー【henry
 
〔物理学者 J =ヘンリーにちなむ〕
インダクタンスの SI 単位。一秒に1アンペアの割合で一様に変化する電流が流れる時に,1ボルトの起電力を生じる回路のインダクタンスを一ヘンリーとする。記号 H  


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ヘンリー 【Henry
 
英国王。
(2世)[1133~1189]在位1154~1189。プランタジネット朝始祖フランス広大土地領有行政裁判制度確立などにより、イギリス封建王政の最盛期を築いた。
(7世)[1457~1509]在位1485~1509。チューダー朝の始祖。薔薇(ばら)戦争リチャード3世を破って即位。封建貴族を抑圧し、王権強化国内秩序維持に努め、絶対王政の基礎を固めた。
(8世)[1491~1547]在位1509~1547。次男。アン=ブリンとの結婚問題契機に、首長令によりイギリス国教会設立し、ローマ教会から独立。また、修道院解散。王権の強化に努め、絶対王政を発展させた。

ヘンリー 【henry
 
国際単位系(SI)のインダクタンス単位。1ヘンリーは、1秒間に1アンペア割合で変化する電流が流れるときに、1ボルトの起電力を生ずる閉回路のインダクタンス名称はJ=ヘンリーにちなむ。記号H

ヘンリー 【Joseph Henry】
 
[1797~1878]米国の物理学者ファラデーとは独立に電磁誘導発見自己誘導の発見、電磁式電信機や電流計発明、太陽黒点熱放射観測など業績が多い。

ヘンリー 【Patrick Henry】
 
[1736~1799]米国独立革命の指導者。印紙条令反対運動で知られ、「自由か、しからずんば死を与えよ」の演説で英本国との開戦主張。独立後は、中央集権主義合衆国憲法に反対する反フェデラリストに属した。

ヘンリー 【William Henry】
 
[1774~1836]英国の化学者。気体溶解度に関するヘンリーの法則を発見。主著「化学入門」はオランダ重訳本を通して宇田川榕庵の「舎密(セイミ)開宗」の底本となった。

ヘンリー 【Henry
 
《 Henry the Navigator 》[1394~1460]ポルトガル王子ジョアン1世の三男アフリカ西海岸探検隊の派遣航海奨励し、のちのポルトガルの海上発展に寄与した。ヘンリー航海王子エンリケ

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版の解説

ヘンリー【Patrick Henry】  1736‐99

アメリカ独立革命の指導者。バージニア辺境農民出身パトリック・ヘンリーは1760年独学弁護士資格をとって開業し,63年〈牧師報酬訴訟事件〉で,イギリス国教会牧師の報酬にあてられていたタバコの価格決定権は,バージニア自由人の権利だと雄弁に論じて有名となり,65年同植民地議会議員となった。通貨規制法に反対し,印紙税法反対決議案で全アメリカ著名となり,74年の第1回大陸会議のバージニア代表として各植民地急進派と協力して,植民地人の自由と権利を主張した。

ヘンリー【Joseph Henry】  1797‐1878

アメリカの物理学者。ニューヨーク州オールバニー生れ生地教育を受け,1826年に母校オールバニー・アカデミー数学自然哲学教授となる。強力作用注目されたW.スタージョンの電磁石改良し,さらに強力な電磁石を作り,これを用いた実験から,30年M.ファラデーと独立に電磁誘導を発見,同年振動型の電動機,31年電磁式電信機を製作した。32年にはファラデーに先んじて電流自己誘導を発見し,その後の電磁気学の発展に大きな役割を果たした。

ヘンリー【William Henry】  1774‐1836

イギリスの化学者。マンチェスターに生まれ,1795年エジンバラ大学に進み,J.ブラックの化学の講義を聞く。96年マンチェスター文芸哲学協会会員となり,化学の研究を始めた。1803年に気体の溶解度に関する〈ヘンリーの法則〉を発表した。これは友人J.ドルトンの原子論の形成示唆を与えたといわれている。09年にはアンモニア組成などに関する研究を行っている。そして化学の実験的研究を24年まで続けたが,晩年は病におかされ自殺した。

ヘンリー【henry 

国際単位系における自己および相互インダクタンスの単位。記号H。電流が1秒間に1Aの割合で減少するとき,1Vの起電力を生ずる閉回路のインダクタンスをいう。また1Aの電流を通ずるとき,1Wbの磁束を生ずる回路のインダクタンスでもある。アメリカの物理学者J.ヘンリーにちなんで名付けられた。【平山 宏之】


All Rights Reserved. Copyright(C)2013, Hitachi Solutions Business, Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘンリー
Henry, O.

[生]1862.9.11. ノースカロライナグリーンズバラ
[没]1910.6.5. ニューヨーク
アメリカの作家本名 William Sidney Porter。生地のドラッグストアで働いたのち,1882年テキサス州におもむき,オースティン銀行に勤めるかたわら,短編を書き,また自分雑誌刊行したが,96年銀行の公金横領の罪に問われるという謎の事件が起り,ニューオーリンズからホンジュラス逃亡

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ヘンリー
Henley, William Ernest

[生]1849.8.23. グロスター
[没]1903.7.11. ウォキング
イギリスの詩人ジャーナリスト。雑誌記者として出発したが,骨髄結核片足切断入院中に書いた自由詩は『詩の本』A Book of Verses (1888) に収められた。 1889年,保守的な雑誌『スコッツ・オブザーバー』 (のち『ナショナル・オブザーバー』) の主筆となり,キップリングらのグループリーダーとして活躍した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ヘンリー
Henry, Joseph

[生]1797.12.17. アメリカ,ニューヨーク,オールバニ
[没]1878.5.13. アメリカ,ワシントンD.C.
アメリカの物理学者。ニューヨーク州のオールバニ・アカデミーで学ぶ。同アカデミー教授を経て,プリンストン大学教授 (1832~46) 。ワシントン D.C.のスミソニアン・インスティテューション初代所長 (46) 。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ヘンリー
Henry, William

[生]1775.12.12. マンチェスター
[没]1836.9.2. ペンドルバリー
イギリスの化学者。マンチェスター・アカデミーを経て,エディンバラ大学医学を修め,1807年学位取得。 03年,液体に対する気体の溶解度についてヘンリーの法則を発見。 J.ドールトンとの交友を通じて,原子論の発展に貢献した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ヘンリー
Henry, Patrick

[生]1736.5.29. バージニア,スタドリー
[没]1799.6.6. バージニア,ブルックニール
アメリカの政治家,雄弁家,革命家。独学で弁護士の資格を取り,1765年にバージニア植民地議会議員当選,同年の印紙税法に反対決議案を提出して雄弁をふるい,一躍反英運動の指導者となった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ヘンリー
henry

インダクタンスの SI組立単位。記号はH。 1Hは毎秒 1Aの割合で一様に変化する電流によって 1Vの起電力を生じる電気回路のインダクタンスである。単位名は J.ヘンリーの名にちなむ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ヘンリー
Henry, Matthew

[生]1662
[没]1714
イギリスの聖書学者。非国教主義者で,多数の説教を書いた。主著『旧約および新約聖書注解』 Exposition of the Old and New Testaments (1708~10) 。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


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百科事典マイペディアの解説

ヘンリー

米国の物理学者。オルバニー・アカデミーに学び,1826年同校教授,1832年―1846年プリンストン大学教授,1846年スミソニアン研究所初代所長。1830年ファラデーと独立に電磁誘導を発見,強力な電磁石を製作,1831年モースより前に電磁方式の電信機を考案,1832年自己誘導を発見。 (1797-1878)
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。

ヘンリー

英国の化学者。エジンバラ大学で医学を学び,父の設立した化学工場経営。1803年友人ドルトンとともにヘンリーの法則を発見。彼の著書である化学教科書《Elements of Experimental Chemistry》(1799年)のオランダ語訳は,宇田川榕庵の《舎密開宗(せいみかいそう)》の原本 (1774-1836)
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。

ヘンリー

米国建国期の政治家。植民地議会議員として印紙税法反対を主張,その後反英独立運動の急先鋒(せんぽう)として活躍。独立戦争バージニア州初代知事1776年―1779年,1784年―1786年)などを務めたが,連邦政治の舞台では活動しなかった。 (1736-1799)
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。

ヘンリー

オー・ヘンリー 」のページをご覧ください。


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知恵蔵2014の解説

SIのインダクタンスの単位。固有の名称を持つ組立単位で、米国の物理学者J.ヘンリーの名にちなむ。インダクタンスは、電磁誘導起電力と電流の時間的変化の比を表す量で、その単位ヘンリーは毎秒1 Aの電流変化によって1 Vの起電力を生じるインダクタンス。
( 今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 )

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2008」
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単位名がわかる辞典の解説

ヘンリー
henry 
誘導係数(インダクタンス)の国際単位。記号は「H」。1Hは毎秒1Aの割合で電流が変化するとき、自己誘導または相互誘導によって1Vの起電力を生じる回路の誘導係数。◇名称は、アメリカの物理学者ヘンリーにちなむ。


(C)Kodansha.
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世界大百科事典内のヘンリーの言及

【スミソニアン協会】より
…この理事会が,協会の実際上の最高責任者である所長を選び任命する。 初代所長には電磁気学の研究で有名な物理学者J.ヘンリーが就任した。彼は,知識の増進のために〈独創的な研究能力をもった人々に研究費を提供し〉,知識の普及のために〈科学の諸分野の進歩に関する定期的な刊行物を出版する〉ことによって,スミッソンの遺志の実現に努めた。…
※「ヘンリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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