ペプシンリモナーデ(読み)ぺぷしんりもなーで(英語表記)pepsinlemonade

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペプシンリモナーデ」の意味・わかりやすい解説

ペプシンリモナーデ
ぺぷしんりもなーで
pepsinlemonade

塩酸リモナーデに含糖ペプシンを配合した製剤。日本薬局方収載品。健胃消化剤として食欲不振、消化促進、胃酸欠乏症などに内用で適用される。処方は、含糖ペプシン10グラム、希塩酸5ミリリットル、単シロップ100ミリリットル、精製水適量を加えて全量1000ミリリットルとする。甘味と清涼な酸味を有する液状の製剤である。酸性であるため、アルカリ性物質との配合は変化をおこすところから不適である。以前は繁用されたが、最近では使用量が少なくなった。

[幸保文治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android