出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報
ホルモン作用を示すペプチドの総称.その分子量は,トリペプチドから数万のタンパク質まである.
(1)神経情報により下垂体ホルモンの分泌を調節する視床下部ホルモン群:甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン,黄帯形成ホルモン放出ホルモンなど.
(2)下垂体ホルモン群:視床下部でつくられ,下垂体後葉に貯蔵され,そこから放出される抗利尿ホルモン,下垂体中葉のメラニン細胞刺激ホルモン,末梢内分泌器官の調節をする下垂体前葉の副じん皮質刺激ホルモン(ACTH),成長ホルモン,プロラクチン,甲状腺刺激ホルモン,黄体形成ホルモンなどがある.
(3)栄養情報により消化や血液成分の調節をする消化管ホルモン群:セクレチン,ガストリンなどのほか,膵臓のインスリン,グルカゴンなどがこれに含まれる.
(4)そのほか,内的環境の調節に関与するホルモン群:カルシトニンなど.
これらのペプチドホルモンは,すべて通常のタンパク質合成の過程でつくられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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