ペースト(英語表記)paste

翻訳|paste

デジタル大辞泉 「ペースト」の意味・読み・例文・類語

ペースト(paste)

やわらかくてねばりけのある、のり状のもの。「歯磨きペースト
肉・内臓野菜などをすりつぶした食品。「レバーペースト
はんだ付けに用いる、松やになどの樹脂塩化亜鉛を加えた糊状のもの。
コンピューターで、文章図形などのデータを一時的にメモリー上に置き、他の位置にそれを転写すること。貼り付け。「コピーアンドペースト

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精選版 日本国語大辞典 「ペースト」の意味・読み・例文・類語

ペースト

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] paste 糊(のり)の意 )
  2. 糊状のもの。特に、すったり練ったりして糊状にした食品。〔外来語辞典(1914)〕
    1. [初出の実例]「チーズだの、魚のペーストなんかの載っているザクスカ」(出典:ロッパ食談(1955)〈古川緑波〉洋食衰へずIII )
  3. ハンダと材料との接着をよくするために用いられる軟膏状のもの。金属表面の酸化被膜をはぎとり、空気と金属表面との接触を断って新たに酸化被膜が生成するのを防ぐ。
  4. ( ━する ) パソコンで、文書などの作成中に、他の箇所から切り取ったり、複写したりしたデータを、必要な箇所に貼り付けること。「カットアンドペースト」

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改訂新版 世界大百科事典 「ペースト」の意味・わかりやすい解説

ペースト
paste

魚肉,レバー,トマトなどをすりつぶして柔らかく滑らかにした食品。例えばレバーペーストは,牛や鶏,豚のレバー(肝臓)をゆでて裏ごしし,バター香辛料調味料などを加えて練る。パンに塗って,そのまま食べたり,オードブルカナッペなどに使う。トマトペーストは,トマトを煮て裏ごしして皮や種を除き,さらに煮詰めて水分を少なくしたもので,西洋料理の煮込みソースなどの調味料として用いる。このほか,アンチョビーペースト,アーモンドペーストなどがある。また,このことばはパイ皮用に小麦粉を練った生地のことを指すこともある。
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IT用語がわかる辞典 「ペースト」の解説

ペースト【paste】

コンピューターの操作画面において、コピー(複写)した文字列画像などを、他の位置に転写すること。◇「貼り付け」ともいう。⇒コピーアンドペースト

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ペースト」の解説

ペースト

コピーまたはカットし、一時的にクリップボードに保存してあるデータを、アプリケーション側に出力するコマンドのこと。データを任意の箇所に貼り付けるという意味合いから「貼り付け」とも呼ばれる。

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栄養・生化学辞典 「ペースト」の解説

ペースト

 (1) すり潰した形態の食品.(2) バッターとドウの中間の状態の軟らかさのもの.

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「ペースト」の解説

ペースト【paste】

肉・野菜などをのり状・練り物状にした食品。レバーペースト・トマトペーストなどがある。

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パソコンで困ったときに開く本 「ペースト」の解説

ペースト

⇨コピー&ペースト

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