デジタル大辞泉 「ホルモン受容体」の意味・読み・例文・類語 ホルモン‐じゅようたい【ホルモン受容体】 ホルモンの標的器官の細胞膜上や細胞質内にあってホルモン分子と特異的に結合する化学物質。ホルモンレセプター。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホルモン受容体」の意味・わかりやすい解説 ホルモン受容体ホルモンじゅようたいhormone receptor あるホルモンと強く結合する蛋白質をホルモン受容体と呼ぶ。 1960年にアメリカの J.テンセンらがラットの子宮にエストラジオールと強く結合する蛋白質を発見したのが最初で,これが子宮だけでなく乳腺などのエストロゲン標的臓器にも存在することを認めた。現在では,乳癌の組織にもエストロゲンと強く結合するエストロゲン受容体の存在が明らかとなり,その測定技術も向上してきた。この結果,乳癌の発生や増殖がエストロゲンなどのホルモンに左右されているかどうかを予測できるようになり,ホルモン療法を行なうときの大きな指標となっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by