ボノネス1世(読み)ボノネスいっせい(英語表記)Vonones I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボノネス1世」の意味・わかりやすい解説

ボノネス1世
ボノネスいっせい
Vonones I

[生]?
[没]19
古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位7/8~12) 。フラーテス4世の長子で,ローマ人質になっていたが,オロデス3世の死に際してチベリウスから帰国を許されて即位。しかし,その親ローマ的立場貴族反発を買い,12年,傍系のアルタバヌス3世反乱を起してクテシフォンに侵入するに及んで王位を追われ,アルメニアに逃れて 15年までそこの王位にあった。のちシリアのアンチオキアに移り住んだが,19年に暗殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android