ポリシラン

化学辞典 第2版 「ポリシラン」の解説

ポリシラン
ポリシラン
polysilane

狭義には,ポリアルカン([別用語参照]アルカン)のC原子をすべてSi原子に置き換えた,型の化合物のこと.Si骨格は鎖状,または環状に結合している.反応性が大きく,多くは空気中で自然発火して燃え,SiO2とH2Oになり,水とも反応して H2 を発生し,ケイ酸になる.【広義には,【】のH原子をすべて炭化水素基に置き換えた型ポリマー(Rはアルキル基,またはアリール基)もペルアルキル-,またはペルアリールポリシランとよばれる.室温では,普通,分子量の小さいものは液体で,大きいものは固体である.一般に空気や水に安定で,有機溶媒に溶けるものが多い.[別用語参照]シラン

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android