ヨトウムシ(夜盗虫)(読み)ヨトウムシ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨトウムシ(夜盗虫)」の意味・わかりやすい解説

ヨトウムシ(夜盗虫)
ヨトウムシ

鱗翅目ヤガ科,特にヨトウガ幼虫の俗称。多数植物を食害するが,特に野菜類園芸植物などに大害を与えることがある。ヨトウガでは1~3齢幼虫は葉上で食害するが,4齢以上になると昼間土中の根ぎわに隠れ,夜から朝にかけて加害する。ここから「夜盗虫」の名がある。幼虫は年2回春と夏に現れ,全国的に分布する。

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世界大百科事典(旧版)内のヨトウムシ(夜盗虫)の言及

【ヨトウガ(夜盗蛾)】より

…鱗翅目ヤガ科の昆虫(イラスト)。幼虫は夜間に作物,草花などに加害する習性があるのでヨトウムシと呼ばれ,作物や園芸の害虫として有名である。昼間は根ぎわの地表部に潜んでいるので姿を見ることは少ない。…

※「ヨトウムシ(夜盗虫)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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