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フランス北東部,マルヌ県の都市。人口18万7206(1999)。シャンパーニュ地方の中心都市で,丘陵地域の谷あいに立地し,小河川ベール川に臨む。ローマ時代からの交通の要衝で,レミ族Remiの中心都市。ランスの名はこの部族名に由来する。早くから大司教座が置かれ,キリスト教の伝道期には数多くの聖人が輩出した。496年にはフランク王クロービスがこの地で洗礼をうけ,フランク族とキリスト教の結合が達成された。その後,フランス国王の戴冠式はほとんどランスで行われた。ジャンヌ・ダルクの立会いの下で,1429年にシャルル7世の戴冠式が行われたのもここである。政治家コルベールの出身地としても有名。1945年には,ドイツの無条件降伏文書がランスで調印された。経済的には,中世以来商業都市として栄え,その後,フランネルやラシャなどの毛織物を中心とする繊維産業が発展した。また,南方のエペルネとともに,シャンパンの醸造と流通の一大中心地であり,それに付随して瓶,コルク栓,ラベルなどの製造工業がある。しかし,これらの伝統産業は,今日のランスで小さな比重しかもっていない。第2次大戦後,郊外に大きな工業団地が造成され,金属機械,電気機器を主要部門として工場が相次いで進出し,業種は多様化している。また,パリ盆地東部の中心都市として,官公庁や民間企業のオフィスが都心部に多数立地し,商業,サービス業の発展も近年著しい。学生数約1万の総合大学をもつ。観光都市としても重要で,とくにランス大聖堂とシャンパン貯蔵庫の存在により,外国人を含め多数の観光客を引きつけている。第2次・第3次産業の発展の結果,20世紀前半を通じて12万人前後に停滞していた人口は,現在郊外を含めると約20万人に達している。これに対応して,郊外には住宅団地が次々と建設され,ランス大聖堂を中心とする楕円形の旧市街と対照的である。
執筆者:手塚 章
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フランス東北部の都市。496年聖レミ司教がクローヴィスに洗礼を授けた伝承により,歴代フランス王の戴冠,聖別の地の特権を得た。774年大司教座。都市は1138年頃コミューン都市となる。大司教座聖堂は古典様式ゴシックの傑作である。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
…フランス北部,ランスの大聖堂。正称はノートル・ダムNotre‐Dame。…
※「ランス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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