リー環(読み)リーかん(英語表記)Lie ring; Lie algebra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リー環」の意味・わかりやすい解説

リー環
リーかん
Lie ring; Lie algebra

リー代数ともいう。一つの分配系 L乗法を [ab] で表わすとき
L に属する任意の abc に対して成り立てば,L をリー環という。リー群から,微分作用素代数としてつくられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリー環の言及

【リー群】より

…回転群などの古典群はすべてリー群である。 ベクトル空間Lにおいて,Lの任意の2元X,Yに対し[X,Y]で表されるLの元が定められていて,次の条件が成り立つとき,Lを(実数体上の)リー代数またはリー環という。(1)[X,Y]は双線型である。…

※「リー環」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android