レオペクシー

デジタル大辞泉 「レオペクシー」の意味・読み・例文・類語

レオペクシー(rheopexy)

コロイド溶液律動的な振動を加えると、粘度が増大してゲル化または固化する性質棒状または板状粒子のコロイド溶液などに見られる。逆チキソトロピー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「レオペクシー」の解説

レオペクシー
レオペクシー
rheopexy

棒状または板状の粒子の懸濁液に律動を与えたとき,ゲル化あるいは固化時間を速める現象をいう.棒状コロイドでチキソトロピーを示す五酸化二バナジウムのゲル化や,セッコウ粉末に水を加えたものは,静かな振動を与えるといちじるしく固化時間が短縮される.これは棒状または板状粒子が律動によって一定方向に配置することに関係があるものと考えられている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「レオペクシー」の解説

レオペクシー

 ずり速度を増加させて最大値にしたあとに減少させていくとき上昇させたときよりも粘度が増大する現象.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android