ロスチャイルド[家](読み)ロスチャイルド

百科事典マイペディア 「ロスチャイルド[家]」の意味・わかりやすい解説

ロスチャイルド[家]【ロスチャイルド】

ロートシルトとも。ユダヤ系の国際的金融資本家の一族。ドイツのフランクフルトの両替商マイヤー・アムシェルMeyer Amschel Rothschild〔1743-1812〕がヘッセン選帝侯の御用商人として,第1次対仏大同盟戦争時に大資産の土台を築いた。5子をフランクフルト,ウィーンロンドン,ナポリ,パリに置き家族的結合の下に独立営業させたが,特にロンドンで営業した三男ネーサン・マイヤーNathan Meyer Rothschild〔1777-1836〕はナポレオン戦争時に英国戦費調達,国際金融業者として名声確立。1848年革命などで同家は打撃をこうむったが,ロンドンとパリの2家は今日も存続し,英仏の金融界で重きをなす。
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