ローヤル・アカデミー(読み)ローヤルアカデミー

百科事典マイペディア 「ローヤル・アカデミー」の意味・わかりやすい解説

ローヤル・アカデミー

英国の王立美術院。絵画彫刻建築の諸芸術を育成,発展させる目的でジョージ3世の勅許により1768年に設立。初代院長はJ.レーノルズ。会員は定数40名で,ほかに30名の準会員がある。おもな事業は美術学校経営展覧会の開催など。所在ロンドンバーリントン・ハウス内。
→関連項目百武兼行ロレンス

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世界大百科事典(旧版)内のローヤル・アカデミーの言及

【イギリス美術】より

…大陸の荘重なバロック様式,華麗なロココ様式に通じる肖像画もあるが,家庭的な情景の中に何人かの人物の肖像を描き込んだいわゆる〈カンバセーション・ピース〉が,新しいタイプの肖像画として人気を博した。こうした国民画派興隆の機運に呼応して1768年にはローヤル・アカデミーが設立され,レーノルズが初代院長に就いた。これによりイギリスは芸術家養成の国家的機関をもつにいたった。…

【レーノルズ】より

…イギリスの肖像画家。ローヤル・アカデミーの初代院長で,18世紀後半のイギリス美術界に君臨した。デボンシャーのプリマス近郊プリンプトンPlymptonで,グラマー・スクールの校長を父に生まれ,教養を重んずる家庭環境の中で育つ。…

※「ローヤル・アカデミー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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