ワレリウス・フラックス(読み)われりうすふらっくす(英語表記)Valerius Flaccus

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワレリウス・フラックス」の意味・わかりやすい解説

ワレリウス・フラックス
われりうすふらっくす
Valerius Flaccus

生没年不詳。1世紀末のローマ詩人未完叙事詩アルゴナウティカ』(アルゴ号の航海)八巻が現存アポロニオスの同名の叙事詩と同じ題材を扱ったもので、ギリシアの大勢の英雄とともにアルゴ号に乗って黒海東岸のコルキスへ航海し、王女メデイアの助力黄金の羊皮を手に入れたイアソンを主人公とする。筋(すじ)はアポロニオスから、構成や表現はウェルギリウスから強い影響を受けている。

[岡 道男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワレリウス・フラックス」の意味・わかりやすい解説

ワレリウス・フラックス

ウァレリウス・フラックス」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android