一文惜しみの百知らず(読み)いちもんおしみのひゃくしらず

ことわざを知る辞典 「一文惜しみの百知らず」の解説

一文惜しみの百知らず

目先のわずかな金銭を惜しんで、全体として大きな損失をこうむることに思いが至らないことをいう。

[使用例] 智恵浅瀬を渡る下々の心には、青砥深慮が解しかね、一文惜しみの百知らず、と笑いののしった[太宰治*新釈諸国噺|1945]

〔異形〕一文惜しみの百失い

英語〕Penny wise, pound foolish.(ペニーに賢く、ポンドには愚か)

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android